筑紫さんを偲ぶ
御覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、
筑紫哲也さんを偲んでテレビ特別番組がありました。
筑紫さんは、
1989年10月から、TBSのニュース番組「筑紫哲也 NEWS23」【現・NEWS23】のメインキャスターを務め、評論(特にコラムコーナー『多事争論』)が人気を集めていました。
氏は、ヘビースモーカーで、灰皿が吸い殻の山になるほど吸っていたそうです。
ガン発病後たばこをやめたそうですが、それまではニコチンが強く、のどに強い圧迫感のある本物の愛煙家だったとのこと。
ご本人は、別のインタビューで
「たばこが肺がんに直結しているようだけど、たばこは引き金で、本当の原因はストレスなんです」と語っています。
どのようなストレスがあったのか。
「Must(〜ねばならない)が多すぎた。だからMustからWant(〜したい)に変えればいい。」とおっしゃったそうです。
TBSテレビの「ニュース23」に18年間、月曜から金曜まで1秒も遅刻せずにやり、取材で異国へ行ったり、講演などでやりたいことだらけで、楽しんでとびまわっていたそうです。
ただ、発病後、心は楽しんでも、体は違ったとことに気がついて、
「加齢ですね。体が文句を言っても、自分がペースを崩さなかった。」 との弁。
テレビの不完全さを感じて、日々反省しきりで、自己嫌悪感は多かったそうです。
『なんであんなことを言ったのか』というのを考えて、さらにストレスを重くしたと語っています。
そして、最後にその取材でおっしゃっています。
(ガンになって)「ありがたい」と思うことがある。
「倒れるまで、一日、一日なんて、特に考えないで過ごしてきたけど、先が限られていると思うとね。例えばきょう一日も、とても大事というかね。うん。お墓には何も持っていけないから、大事なのは、どれくらい、自分が人生を楽しんだかということ。それが最後の自分の成績表だと」
また「入院中にじっくり読んだのは新渡戸稲造の『武士道』。古典が面白くてね。それと、仏像や日本画をしみじみと見るというのかな……。これって、なんだろうと思う。これから先、見ることはないという、見納めの心理も働いているんでしょうが、すべてにありがたさを感じる。そう思いながら味わえる何日かが、あとどのくらい続くか分からないけど。その日々、月日があるというのは、急に逝くよりいいんじゃないか、なんて思うんです」
私は、筑紫さんの表情が好きでした。
すこし照れたような、控えるような、優しい。。。。。話し方。
しかし、強い、粘り強い。
彼の、闘病のノートの一行に
「あきらめない。こと。」とありました。
そう、本当にそう思います。
ストレス、、、が原因かもと、
気付いたときには、本当に恐ろしいものです。
頑張った人だからこそ、そうなったのもあると思います。
ですが、もっといて欲しかったと思います。
心の奥が痛くなりました。
夢に向かって進むためには、身体と相談して身体の声を聴くことも
大事だということなのですね。
謹んでお悔やみを申し上げます。